30代から始める不妊治療専門病院で行なわれている治療内容

不妊治療は「一般不妊治療」と「高度生殖医療」の2つ

子供が欲しいと思っても、100%自然に妊娠するとは限りません。中には妊活をしているにも関わらず子供ができずに苦しんでいる夫婦もいます。不妊治療専門病院では不妊に悩む夫婦が様々な治療を行ない、妊娠を成功させています。

不妊治療専門病院での治療

病院

不妊治療専門病院には「一般不妊治療」と「高度生殖医療」という2つの治療法があります。流れとしては最初に一般不妊治療を行ない、それから段階を踏んで必要であれば高度生殖医療へとステップアップしていきます。一般不妊治療というのは、自然に近い形で妊娠できるようにするための治療で、母体への負担が少ないのが特徴です。一方、高度生殖医療というのは1982年から開始された治療法で、一般不妊治療で妊娠できなかった場合に行われる非常に高度な治療になります。

一般不妊治療

タイミング法
基礎体温のデータなどをもとに排卵日を予測し、それに合わせて性行為をすることで妊娠の確率を高める方法です。上手くいけば自然妊娠ができますし、特別な薬を使用するわけでもないので、奥さんの体への負担もありません。
ホルモン療法
ホルモン療法ではホルモン剤を使い体内のホルモンバランスを整え、妊娠しやすい体に近づけます。ホルモン療法は「黄体ホルモン補充療法」と「排卵誘発療法」の2つがあり、状況に応じて最適な方法で治療していきます。
人工授精
人工授精は男性側に勃起不全や精子無力症などの不妊の原因がある場合に、直接子宮内に精子を送り届けて受精を促す方法です。タイミング法やホルモン療法で妊娠しなかった場合の治療法として選択されることが多いです。

高度生殖医療

体外受精
体外受精とは、女性から卵子を、男性からは精子を採取して体外で受精させ、培養した受精卵を子宮に戻す治療法です。年齢が35歳を超えていて早期の妊娠が望まれる場合や、タイミング法で妊娠できない原因がある場合に行なわれます。
顕微授精
精子に元気がなく体外受精をしても受精できない場合には、自然受精ではなく卵子に直接精子を注入して授精させる顕微授精を行ないます。その後は体外受精と同じく培養した受精卵を子宮へ戻します。

不妊治療専門病院なら治療に専念できる

夫婦

不妊治療専門病院のメリットは、一般的な産婦人科よりも通いやすいという点にあります。通常の産婦人科では待合室で多くの妊婦さんを目にすることになるため、不妊治療を受ける人にとってはつらい光景でしょう。しかし、不妊治療専門病院は通っている人の多くが同じ悩みを抱えているので、精神的な負担もありません。また、女性だけではなく男性が通いやすいという点も大きなメリットです。不妊治療専門病院は産婦人科のように男性が入りにくい雰囲気ではないので、安心して治療を受けられます。

不妊治療の専門病院リスト

下記サイトでは、高度生殖医療を中心にした不妊治療を行なっているクリニックが探せる情報です。安全かつ妊娠の可能性を高めたいという夫婦に最適な病院を探す時に役立つので参考にしてみてください。

体外受精ってどんな治療なの?~治療のスケジュールや費用~

不妊状態が続き、年齢を重ねるとさらに妊娠できる可能性は低くなります。妊娠する可能性を高めるためには、体外受精を行ない、妊娠できる可能性を高める方法も有効です。

体外受精のスケジュール

体外受精の細かいスケジュールは病院によって異なります。その時の状況によっても変化しますが、治療の大まかな流れは同じです。

治療開始(1日目)

体外受精の治療は生理後1~2日から始まります。最初は排卵誘発剤の投与から行ない、卵胞を大きく成熟させるための環境を整えていきます。排卵誘発剤は卵胞を大きく成熟させるだけでなく、複数の卵子を育てることも可能です。

治療開始~卵胞成長確認まで(1日目~8日目)

体外受精の治療が始まり、卵胞成長確認までは排卵誘発剤を投与し続けます。排卵誘発剤は基本的に注射で投与しますが、毎日通院する必要はありません。希望であれば自宅で注射をすることができます。

卵胞成長確認(9日目)

排卵誘発剤を投与してから一週間後、病院で卵胞の成熟を確認します。卵胞の大きさが18mm以上になっていれば、今まで投与してきた排卵誘発剤とは別の誘発剤を投与します。卵胞の大きさが18mm以下の場合は、排卵誘発剤を投与し続け卵胞が十分に成熟するまで待ちます。

卵子・精子の採取(11日目)

卵胞の成熟を確認し排卵誘発剤を投与した後に、成熟した卵子を採取します。採卵には痛みが伴うため、麻酔をしてから始めます。そして、採卵日と同じ日に精子も採取します。男性側に無精子症などの問題がある場合は、精巣から直接精子を採取します。

採卵後~受精卵の成熟(11日目~14日目)

卵子と精子を採取した後、病院では卵子と精子を受精させます。そして受精卵を培養し成熟させます。この時期は特にすることはありません。病院から受精成功・受精卵の成熟完了の報告を待ちましょう。

胚移植(14日目)

受精卵が十分に成熟したら、子宮に受精卵を戻します。子宮の中に細いシリコンカテーテルというものを挿入し、受精卵を子宮内膜に置きます。この、受精卵を子宮に戻す手順のことを胚移植といいます。

妊娠判定(28日目)

妊娠の検査は胚移植を行なってから14日後に行ないます。妊娠が確定したら特に変わったことをするわけでもなく、自然妊娠の場合と変わらない生活を送ります。妊娠に失敗した際は治療が再開されます。

不妊治療と仕事の両立は難しい

体外受精の治療で病院に長時間拘束されるのは11日目の卵子・精子の採取日だけです。しかし、他の治療法に比べて通院する回数は多くなります。そのため、仕事と不妊治療の両立は難しいのです。ストレスなく治療を受けるためにも、会社で不妊治療の理解を受けることが必要になるでしょう。

体外受精にはいくらかかる?

体外受精は1回の治療に約30万円かかります。そして、卵子の凍結に約5万円、移植代に約10万円かかります。体外受精は必ずしも妊娠するわけではないため、何度も治療を繰り返して100万円以上払う人も少なくありません。

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